洗いあがりは肌のいちぶのようなやさしさ
からだをふんわり包み込む「うぶげ」のように。
昔ながらの製法で、油脂を低温で
ゆっくりケン化し石けんにします。
石けんを作るときに、ご自宅で親しまれている
製法のひとつです。
新鮮な油脂を、温度管理のできる専用タンクでじっくり丁寧に石けんにします。
保温した木型の中には、うるおい成分をたっぷり含んだ石けんが完成しています。
サイズに切り出した石けんは乾燥棚に移し、熟成させます。
石けんの質感を大切に、人の手で丁寧に包みます。
オリーブ油
古くから石けんの主原料油として使われてきました。オリーブ油の成分は、皮脂にも存在するオレイン酸が70%以上です。そのオレイン酸から作った石けんは肌に優しいとされています。
パーム油
食用としても使われます。石けんを硬くし溶けくずれをおさえる役割があります。パーム油は融点が27~50度あり室温で半液状か固形状です。そのため石けんに配合すると、溶けくずれを少なくし石けんを長持ちさせます。
ココナッツ油 ( ヤシ油 )
肌や髪の保護、保湿に利用されます。石けんの泡立ちを助けます。ココナッツ油は泡立ちの良い性質の脂肪酸を多く含み、気泡力に優れています。水に馴染みやすく液体石けんに利用され、固形石けんにも泡を作るために配合します。
カカオ脂 ( ココアバター )
優れた保湿作用を持つ材料です。肌につやとなめらかさを与えます。ココアバターは融点が32~39度あり、室温でしっかりとした硬さがあります。パーム油よりも石けんに硬さをだし、溶けくずれをおさえます。「うぶぶ」石けんの特徴である、洗い上がりのつやとすべりをもたらすのは、ココアバターです。
ヒマシ油
保湿力高く、水分を引きつけます。肌あたりの優しい石けんに仕上げます。ヒマシ油はリシノール酸を90%近く含み粘性が強いのが特徴です。石けんに配合すると泡立ちがよく、水分を気ひよせるため保湿作用が上がります。