
一般的には油脂から作る石けんの素晴らしさは、知られているように思います。石けんは製法や油脂配合で様々な特徴に作り分けることができます。どんな石けんであっても、お肌の洗浄剤として優秀なことに間違いはないのでしょう。それは洗浄とうるおいを同時に得たいと考えた時、油脂から作る石けんが肌に負担がなくうるおうからです。たまに、お客さまの中には自宅の石けんで洗っても落ちないよ、とか。洗った後に乾燥するよ、など。お聞きすることもあります。
数年前に店頭で声をかけられた時のお話がこちらです。
両手についた機械油を落としたい男性
ある日の実演販売先で「機械油を落とす洗剤は何処にありますか」と声をかけられました。指先の爪の奥、手のひらのしわ深くまで黒い汚れが入り込んでいました。同窓会へ行く前に自宅の石けんで洗ったが落ちない、なんとか綺麗にしたいと。当時はコロナ禍の前で店頭で洗っていましたので、両手とも「うぶぶ」で洗って差し上げました。男性は「そんな化粧を落とすくらいのものでは無理だよ」とおっしゃっていましたが、「そうでしょうか、お手をお出しください」と男性の両手にうぶぶの泡をのせると、ご自身でモミモミ、クルクル。すぐに泡がなじみご自宅で何度洗っても無理だった、爪の奥まで入り込んだ機械油を、いとも簡単にスルリと落としてしまいました。「この石けんは何が入っておるのか」と、とてもびっくりされました。特別に変わったものは入っていません、製法の良さと油脂のバランスくらいです。
「うぶぶ」は間違って雑巾でも洗おうものなら、びっくりするくらい綺麗な雑巾に洗い上げてしまいます。洗い上がりもふっくらと。自宅で石けんを作っていた頃のことです。「うぶぶ」で洗うのはもったいないですね、大切にお使いくださいませ。
天然の油脂だけでこのように素敵な石けんができます。使ったあとに水を含んだ石けんはつるんとして可愛いと感じます。石けんを泡立てて使う手間もお愉しみください。
うぶぶ便り4月